ANAモバイルは、毎月の通信料金などに応じてANAマイルが貯まるモバイル通信サービスです。
音声通話付きプランはドコモ回線とau回線から選択でき、データ容量は1GBから100GBまで用意されています。SIMカードだけでなくeSIMにも対応しています。
結論からいうと、ANAモバイルは「毎月のスマートフォン料金でもANAマイルを貯めたい人」や「利用量に合わせて細かくデータ容量を選びたい人」が検討しやすいサービスです。
一方、通信サービスはマイル還元だけでなく、利用する地域での回線状況、毎月のデータ使用量、通話量、初期費用まで確認して選ぶ必要があります。
この記事では、ANAモバイルの料金、マイルが貯まる仕組み、回線、SIMの種類、通話定額、JALモバイルとの違いを解説します。
※料金・サービス内容は2026年8月4日時点のANA公式情報を確認しています。筆者はANAモバイルを実際に契約していないため、利用体験に基づく記事ではありません。
ANAモバイルとは
ANAモバイルは、ANAが提供するモバイル通信サービスです。
主な特徴は、次の3点です。
- 毎月の基本プラン料金などに対して20%相当のANAマイルが貯まる
- 1GBから100GBまでデータ容量を選べる
- SIMカードとeSIM、ドコモ回線とau回線から用途に合う組み合わせを選べる
音声通話が必要な人は「音声+SMS+データ」、通話を使わない場合は「データ」から選択できます。
ただし、データプランで選べる回線はドコモ回線のみです。au回線を選択できるのは音声通話付きプランとなります。
ANAマイルが貯まる仕組み
ANAモバイルでは、以下の料金に対して20%相当のANAマイルが積算されます。
- 基本プラン料金
- 通話定額オプション
- データチャージ料金
例えば、音声通話付きの30GBプランは月額2,650円で、毎月530マイルが表示されています。
30GBプランに月額1,650円の無制限かけ放題を付けた場合は、合計月額4,300円となり、毎月860マイルです。12カ月利用した場合は合計10,320マイルとなります。
また、新規契約時には500マイルが用意されています。
一方、通常の通話料金や、マイル積算対象として記載されていない有料オプションは、20%還元の対象に含まれません。単純に請求額全体の20%がマイルになるわけではない点に注意してください。
ANAモバイルの料金プラン
ANAモバイルの基本プランは、1GBから100GBまで20種類あります。
選べるデータ容量は、1GB、2GB、3GB、5GB、7GB、10GB、15GB、20GB、25GB、30GB、35GB、40GB、45GB、50GB、55GB、60GB、70GB、80GB、90GB、100GBです。
代表的な料金は以下のとおりです。
| データ容量 | 音声+SMS+データ | データ専用 |
|---|---|---|
| 1GB | 750円/150マイル | 650円/130マイル |
| 5GB | 1,150円/230マイル | 1,050円/210マイル |
| 10GB | 1,650円/330マイル | 1,550円/310マイル |
| 20GB | 2,150円/430マイル | 2,050円/410マイル |
| 30GB | 2,650円/530マイル | 2,550円/510マイル |
| 50GB | 4,100円/820マイル | 4,000円/800マイル |
| 100GB | 6,900円/1,380マイル | 6,800円/1,360マイル |
※料金は税込みです。音声通話付きプランはドコモ回線またはau回線、データプランはドコモ回線のみ選択できます。
契約時には、各プラン共通で3,300円の初期費用がかかります。
データ容量を使い切った場合は、1GBあたり250円で追加できます。2GBは500円、3GBは750円で、それぞれデータチャージ料金の20%相当のマイルも積算されます。
すべての料金を掲載すると長くなるため、契約前にはANA公式の料金表や料金・マイルシミュレーションで希望容量の金額を確認してください。
ドコモ回線とau回線を選べる
音声通話付きプランでは、ドコモ回線またはau回線を選択できます。
現在使っているスマートフォンや、普段利用する地域でつながりやすい回線に合わせて選べる点はメリットです。
ただし、データ専用プランはドコモ回線のみとなります。また、すべてのスマートフォンで利用できるとは限りません。申し込み前にANAモバイル公式サイトの動作確認端末ページを確認する必要があります。
実際の通信速度やつながりやすさは、利用する地域、建物、時間帯、端末などによって変わります。公式ページに具体的な実測値は掲載されていないため、通信速度を断定することはできません。
SIMカードとeSIMに対応
ANAモバイルは、SIMカードとeSIMの両方に対応しています。
SIMカードは端末に物理的なカードを差し込んで利用します。申し込み内容に不備がなければ、本人確認完了後、最短3~4日程度で届く案内です。
eSIMは、対応端末に通信情報を設定する仕組みです。SIMカードの郵送を待つ必要がなく、公式ページでは「WEBで完結・最短30分」と案内されています。
ただし、eSIMを利用するには対応端末が必要です。設定方法に不安がある場合や、複数端末でSIMを入れ替える可能性がある場合は、SIMカードも選択肢になります。
SIMを再発行する場合の手数料は、SIMカードが3,300円、eSIMが1,100円です。
通話定額オプション
音声通話付きプランでは、3種類の通話定額オプションを追加できます。
| 通話定額 | 月額料金 | 積算マイル | 内容 |
|---|---|---|---|
| 5分かけ放題 | 600円 | 120マイル | 1回5分以内の国内通話 |
| 10分かけ放題 | 850円 | 170マイル | 1回10分以内の国内通話 |
| 無制限かけ放題 | 1,650円 | 330マイル | 国内通話を時間制限なく利用 |
通話定額を付けない場合の通常料金は、30秒あたり11円です。
通話定額には対象外となる通話や条件があります。仕事などで電話を多く利用する人は、申し込み前に公式サイトの通話定額に関する注意事項も確認してください。
ANAモバイルのメリット
毎月の通信料金でANAマイルが貯まる
基本プラン料金だけでなく、通話定額とデータチャージもマイル積算の対象です。
毎月発生する通信費をANAマイルにつなげられるため、普段からANAマイルを貯めている人にとって分かりやすい仕組みです。
データ容量の選択肢が多い
1GBから100GBまで20種類の容量があり、毎月のデータ使用量に合わせやすくなっています。
小容量のサブ回線から、データ使用量が多いメイン回線まで幅広く検討できます。
回線とSIMの組み合わせを選べる
音声通話付きプランではドコモ回線とau回線を選べます。SIMカードとeSIMにも対応しているため、利用端末や開通までの希望に合わせて選択できます。
1GBプランは月額750円から
音声通話付きの1GBプランは月額750円、データ専用なら月額650円です。
データ使用量が少ない人や、デュアルSIMのサブ回線を検討している人にも選択肢があります。
契約前に確認したい注意点
初期費用がかかる
契約時には3,300円の初期費用が必要です。
月額料金だけで判断せず、利用予定期間を含めた総額で比較しましょう。
マイル積算の対象は請求額全体ではない
20%相当のマイルが貯まるのは、基本プラン料金、通話定額オプション、データチャージ料金です。
通常の通話料金やその他の有料オプションは対象に含まれません。
データプランはドコモ回線のみ
au回線を選択できるのは、音声+SMS+データのプランです。データ専用プランでau回線を使いたい人には合いません。
対応端末の確認が必要
現在使っているスマートフォンをそのまま利用できる場合がありますが、一部対象外の端末もあります。
SIMカードとeSIMの対応状況を含め、申し込み前に動作確認端末を確認してください。
マイルだけで回線を決めない
マイル還元は魅力の一つですが、通信回線は日常的に利用するサービスです。
自宅、職場、通勤経路などで使いやすい回線か、必要な容量や通話内容に合っているかを優先して判断することが大切です。
ANAモバイルとJALモバイルの主な違い
JALモバイルには、「JALモバイル powered by IIJmio」と「JALモバイル powered by ahamo」があります。名称は似ていますが、料金体系や回線、特典が異なるため、分けて比較する必要があります。
| 比較項目 | ANAモバイル | JALモバイル powered by IIJmio | JALモバイル powered by ahamo |
|---|---|---|---|
| データ容量 | 1GB~100GB | 音声SIMは2GB~55GB | 30GB |
| 月額料金の例 | 音声750円~6,900円 | 音声850円~3,900円 | 2,970円 |
| 回線 | 音声はドコモ・au、データはドコモ | IIJmioのMVNOサービス | ドコモのahamo |
| 毎月のマイル | 対象料金の20%相当 | 音声SIMは容量に応じて25~130マイル | 毎月125マイル |
| 通話定額 | 5分・10分・無制限を追加可能 | 通話定額は別途オプション | 1回5分以内の国内通話込み |
| 特徴 | 容量の選択肢が多く、料金連動でANAマイルが貯まる | 小容量を低料金で維持しやすい | 30GB、5分通話、JAL特典を組み合わせた構成 |
ANAモバイルは、利用するプラン料金などに連動してANAマイルが貯まる仕組みです。
JALモバイル powered by IIJmioは、小容量から選択でき、毎月のJALマイルに加えてLSPやシークレットマイルなどの独自特典があります。
JALモバイル powered by ahamoは、月額2,970円で30GBと1回5分以内の国内通話がセットです。毎月125マイルなどのJAL特典がありますが、IIJmio版のシークレットマイルは対象外です。
JALモバイルの2種類については、「JALモバイル powered by ahamoを徹底比較|通常のahamo・IIJmio版との違い」で詳しく比較しています。
航空会社の特典だけで決めるのではなく、毎月のデータ使用量、通話量、利用する回線、初期費用、マイル以外の特典まで含めて比べましょう。
ANAモバイルはどんな人に向いている?
ANAモバイルは、次のような人が検討しやすいサービスです。
- ANAマイルを継続的に貯めている人
- 毎月の通信料金でもANAマイルを貯めたい人
- 1GBから100GBまでの中から容量を細かく選びたい人
- ドコモ回線またはau回線を選びたい人
- SIMカードとeSIMから選びたい人
- 小容量のサブ回線を探している人
- 通話量に合わせて通話定額を追加したい人
一方、通信費の安さだけを最優先する人や、月額料金以外の初期費用をかけたくない人は、ほかの通信サービスも含めて比較したほうがよいでしょう。
まとめ
ANAモバイルは、基本プラン料金、通話定額オプション、データチャージ料金に対して20%相当のANAマイルが貯まるモバイル通信サービスです。
データ容量は1GBから100GBまで用意され、音声通話付きプランではドコモ回線とau回線を選択できます。SIMカードとeSIM、3種類の通話定額にも対応しています。
一方、契約時には3,300円の初期費用がかかり、データ専用プランはドコモ回線に限られます。対応端末や回線の利用状況も事前に確認が必要です。
ANAマイルの還元だけでなく、毎月のデータ使用量、通話量、利用する地域での回線状況を確認し、JALモバイルを含むほかのサービスと比較して判断しましょう。
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